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ADAS機器の評価・試験 RT-Range

ADAS(FCW,LDW,ACC)の評価・計測 アプリケーション

最近の車にはBA(ブレーキアシスタンス、Brake Assistance)、ACC(アダプティブクルーズコントロール、Adaptive Cruise Control)、 LDW(車線逸脱警告、Lane Departure Warning)、CAS(衝突回避・防止システム、Collision Avoidance System)、FCW(Forward Collision Warning、前方車両衝突・接近警報システム)といった様々なADAS機能が搭載されています。

この度それらADAS機能の検証を行ったのは、日本のJAFと同様でドイツ国内における自動車連盟としてトップに位置しているADACという機関であり、そこで行われた検証を以下にご紹介いたします。
今回は交通上危険な状況における車両の安全対策機能の有効性を、6台の車両を使用してドイツ国内の空港敷地内にて行われました。
比較対象となった車は、フォードモンデオ、ボルボSC60、VWパサート、アウディA4、ホンダアコードとレクサスIS250で、公平を期すために全ての車両でまったく同じ内容のテストが行われました。
今回の検証ではOxTS社によって提供されたRT-Rangeシステムを使用しました。

このシステムはADASシステムの有効性を検証するために同社によって研究・開発されたもので、特徴としてはハンター(検証の対象車両)とターゲット(目標となる車両)複数台の車間距離を計測できるのに加え、車線内での自車の位置をも計測できることができるシステムです。

 

車間距離の計測

車間距離の計測

RT-Rangeシステムは発売開始以来世界各国の自動車メーカーやモジュールメーカーにおい て多数の導入実績があり、日々ADAS関連の先進技術コンポーネント及びシステムとしての 研究・開発や、米国・欧州各国の認証機関でのシステム性能評価に使用されています。
計測されたデータはCANバスによってリアルタイム出力されると同時に接続しているPCへ保存され、その計測される位置精度は最高2cm、速度の計測精度0.05km/hとなっており、ADASシステムの検証に必要な高精度な計測が行えます。

 
RT-Rangeの特徴 RT-Rangeの測定パラメータ
 ●200mの通信可能距離  ●車両の位置(位置制度:最高2cm)
 ●CANバスによるリアルタイム出力  ●対象車の方角
 ●非常に短い遅延時間(10ms)  ●対象車との相対速度
 ●簡易な操作設定  ●対象車との距離
 ●RT3000をベースにしたシステム設計  ●障害物との距離(路上に停車中の車両等)
 ●非常に軽量でコンパクト  ●車線内での横方向移動速度
 
テストの手順としてターゲット車両は1台ですが、ハンター車両を前述の6車種にて設定し、それぞれの車両に慣性・GPSセンサーRT3002とRT-Rangeシステムを搭載して各車のADAS機能の比較を行いました。
 
ADAS機能の評価テスト イメージ図
(車両間のデータは無線LAN経由で通信され、その通信可能距離は障害物のない状況で約200mです)
 

ADASシステムのテスト結果

ADAS機器の評価・検証

総じて6車種全ては高速域においても十分な結果を見せましたが、それぞれの目標物に対するリアクションの違いは異なるもので、警告の通知方法も音や光、ステアリングへの振動といった方法でした。
全車種で市街地走行での標準的な速度である50km/hまでと、高速走行速度である130km/hまでの間ではアダプティブクルーズコントロール(ACC)の動作も加えて非常に良好な結果でした。
RT-Rangeは、前車との距離を常に計測し、前車がブレーキを踏んだりして減速した際でも設定された距離を維持し、逆に車間距離が空くと設定された速度まで加速しました。

 
ブレーキアシスタンスシステムの検証 ADAS機能の検証
 
次に検証されたADAS機能は、ブレーキアシスタンス(Brake Assistance)システムでした。
このテストではコースの真ん中に停車している車両に向けて6車種それぞれを車速を変えた状態で走行させ、どれだけブレーキアシスタンスシステムが有効かを検証しました。 ブレーキアシスタンスシステムは緊急時にドライバーが急ブレーキを掛けた際それを検知し、車両側が制動力を最大限まで向上させる機能であり、衝突回避時には少しの時間も無駄にできないため非常に有効です。 車両によっては同時にシートベルトを自動で巻き上げ、万が一の際にも被害を最小限に抑えることができるような機能も備わっているものがあります。
2週間に渡って実施したこれらハードなテストにおいても6車種全てが要求を満たしていることが判明しました。 OxTS社のRT-RangeシステムはこのようなADASの評価試験においても非常に高精度なデータを提供し、評価ツールとして最適であると思われます。

このシステムは一度セットアップすれば非常に信頼性の高いデータを提供でき、異なる車両間で移設する際にも短時間で簡単に移設することによって、設置に必要な貴重な時間を節約することができることが確認されました。
 
ADAS機器の評価検証
 
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